神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
前回に続きホワイトスポットのお話です。
ホワイトスポットが気になって仕方ない場合に、これを治療でなくすことはできるのでしょうか?初期の虫歯の場合には、歯科医院でクリーニングやフッ素塗布をしてもらうことにより改善される可能性があります。ただし、即効性のある治療ではないので継続的なメインテナンスが必要となるでしょう。どうしてもホワイトスポットを目立たなくしたいという場合には、以下のような方法を試してみるといいでしょう。
①ホワイトニング
結婚式など、一時的にホワイトスポットを目立たなくしたいような場合に有効なのが、歯の表面に白いコーティング剤を塗布する方法です。歯医者さんに行かなくとも、市販薬でも対処することができますが、歯医者さんで使用するコーティング剤のほうが効果も持続すると言われています。
②ホワイトスポットを削る
ホワイトスポットを削ることで消失させる方法もあります。ごくわずかに研磨して目立たなくさせたり、歯全体を薄く削ってセラミックの人工歯を接着したり、程度によって試みる方法が変わってきます。ただし、処置自体が健康応対を回復させるような「治療」ではないため、保険が適用されない場合もあります。
③MIペースト
軽度の石灰化不全症であれば、MIペーストを毎日ホワイトスポットに塗布することで改善できます。MIペーストとは、酸性に傾いた口腔内を中和する作用と、再石灰化を助ける作用を持ったものです。治療が数か月に及ぶため即効性がなく、牛乳アレルギーの場合にはMIペーストは使用できません。
④ホワイトニングで、歯全体を白くする
一部分だけ白く目立ってしまっているため、ホワイトニングで全体を白くすることでホワイトスポットを馴染ませて分かりにくくすることができます。ホワイトスポットの大きさや濃さによっては逆に目立ってしまう場合もあるため、歯科医にホワイトスポットの色味に近づけることが可能かどうか相談してみましょう。ホワイトスポットの部分に特殊な液状樹脂を浸透させてミネラル溶出を防止する方法です。エナメル質を強化し、周囲の健康なエナメル質と色を馴染ませる効果があり歯を削らずに治療できるのですが、最新技術のため施術可能な歯科医が少なく、エナメル質形成不全症には使用できないという難点があります。
歯の中に白い斑点があるという場合、それが虫歯なのかホワイトスポットなのかは素人目には判断できません。昔からあるからと言って放置せずに、まずは歯科医に相談しましょう。虫歯でないのであれば放置してもいいですし、審美的に気になるようであれば、ご説明したような治療法を検討してみるといいでしょう。気になられる方は1度ロコクリにご相談くださいね!