神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
「毎日歯磨きをしています。」という方でも磨き残しはどうしてもあるものです。
それを少しでも減らして、きれいなお口の環境になるように指導を受けることがあると思います。
そのようなとき、歯を赤く染めてみたことが無かったでしょうか。
子供のころ、幼稚園や保育園、小学校などでも虫歯予防デーや、何かのイベントにからめて
お口を見てみる機会があった方もいらっしゃるかもしれません。
同じような歯科医院でもこのような機会を作ってお口の汚れを確認してもらうことがあります。
お口の汚れに赤く色をつけることを「染めだし」と呼んでいます。
このときに着くおもに赤い色の液は「歯垢検査薬」というもので、染め出し剤などとも呼んでいて、染める対象のものは歯ではなく、実際はお口に残った歯垢を染めています。
歯垢は歯より少し黄色がかっているような、白色系なのでただ鏡をみてもなかなかわからないものです。
そのため、この歯垢を染め出して、磨き方のクセや苦手な部分をわかりやすくしているのです。
この歯垢とは、そもそも何でしょうか。
これは、プラークという名前があり、おもに最近の塊だと言えます。
虫歯や歯周病の原因になるもので、放っておくと唾液中のカルシウム成分と結合して硬い歯石になっていきます。
歯石になってしまうと、もう歯ブラシで取り除くことはできません。
その前に、毎日の歯ブラシでできるだけ、この歯垢を取ってしまうことが大事なのです。
赤く色のついた歯垢は、歯ブラシのあたっていなかったところを示しています。
力を磨いても歯ブラシの毛先は逆に開いてしまい、磨きたいところに歯ブラシが当たらないので、適切な圧と、ブラシの動かし方、歯ブラシ以外の補助用具と呼ばれる、デンタルフロスや歯間ブラシなどの使い方も指導してもらいましょう。
染め出し剤ってどんなものなのでしょうか?
このごろ、一般のドラッグストアなどでも染め出し剤が販売されていたりします。
その形状は主に、液体や、ジェルタイプ、粒になっていたり、歯磨き剤に色が付いているものなどもあるんです。
この赤色は食用である色素を使っていますので、人体には無害です。
歯科医院ではドクターや歯科衛生士が歯垢を赤く染めだしていきます。
歯ブラシや綿棒、綿を小さく丸めたもので色を漬けていきます。
そのあとは軽く1回から2回うがいをします。
鏡を使って色のついている部分を確認してみましょう。
この汚れが無くなるように工夫をして優しく汚れを落としていきましょう。
最後にもう一度確認染めといって染め直してみることもあります。
きちんと汚れが落ちていれば、このとき、歯の表面に残る色はないことになります。
毎度同じところに汚れが付いていたり、どうしても落ちない汚れがあるときには、それを取り除くための方法を歯科衛生士に相談しましょう。
毎日確実についてしまう歯垢を残さないように、歯磨きの腕をあげていけたらいいですよね!