うつぶせ寝に注意!

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今回は「姿勢」が、歯並び・かみ合わせや顎の発育に及ぼす影響についてお話したいと思います。
頬杖やうつぶせ寝などの癖は、かみ合わせや顔の骨格の発育に影響を及ぼす可能性があると言われています。
歯並びや骨は、弱い力でも長時間、長期に渡ると発育に影響がでることは知られています。矯正治療もその原理を利用しています。
例えば、舌の力は弱いものですが、舌の癖がかみ合わせに影響するのは矯正医なら嫌というほど体験し、治療に苦労する場合も経験しています。
舌が前歯を押す力はすごく小さいのですが(数十グラムされています)、毎回つばを飲み込むときに舌を前歯に突き出す癖があると歯が前に出たり、上に上がってしまったりして、前歯に隙間がでます。これを上顎前突や開咬といいます。
この癖があると、無理矢理矯正治療で直しても、癖がなおらないと再び空隙が生じます(後戻り)。この状態が、先ほど言った矯正医が苦労する場合です。
頬杖やうつぶせ寝も短時間ならそれほど影響はないと思いますが、長時間に渡ると歯列に影響がでる可能性があります。
特ににうつぶせ寝の癖がある方は、夜寝ているときにはかなり長い時間することが予測されるため影響は大きいと思われます。
頭の重さは、だいたい4~5キロぐらいとされています。その力がうつぶせ寝では顔面にかかってきます。
下あごは関節のところでは固定されているものの、体の各関節としては唯一、四方八方に動く可動域広い関節なので、その力は直接アゴを横や奥に動かす力として働き、アゴの関節に強い負荷をかけてしまいます。
その結果、あごが横にずれたり、奥歯のかみ合わせが逆になったり、あごの関節部が痛くなったりします(顎関節症)。
ですから、うつぶせ寝は注意が必要です。
従来、日本人の頭の形を美しくということで赤ちゃんのうつぶせ寝が推奨されてきましたが、その後、乳幼児突然死症候群の原因の1つとされていて、現在では推奨されていません。
ただ高齢者や睡眠時無呼吸症候群の患者さんでは、たんなどがつまやすいため、気道が確保しやすいなどの理由で、うつぶせ寝が推奨されている場合があります。
特別な場合を除いて、特に発育期の子供たちでうつぶせ寝をしてしまっている方は、なるべく早期に直すべきだと思います。
古来、たたみの上に薄い布団を引いて寝るような場合、うつぶせ寝は痛くてできないと思います。
しかし、最近では。日本人もふかふかのふとん、ベッドで寝ることが当たり前になったため、うつぶせ寝も可能になり、そこ結果頻度も多くなったのかもしれません。江戸時代までのような固くて高い枕も同様だと思います。
うつぶせ寝ができるような寝具が発達しているのは最近のことかも知れません。
ものすごーく神経質になることも良くないかも知れないですが、癖になってしまわない程度に!ご自身も含め、家族も今一度、確認してみてください。

 

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