神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今回も引き続き副鼻腔炎によって起こる症状についてお話したいと思います。
前回のご説明に引き続いて、副鼻腔炎の治療法はどんなものなのかお話していきますね。
②副鼻腔洗浄
副鼻腔に詰まった膿を、カテーテル等を用いて直接除去する方法もあります。膿や鼻水などの分泌物を除去してから抗生物質や消炎酵素薬を投与すると、薬品の浸透が高まり、除去せずに薬品を投与するよりも素早く効果を得ることができます。
③手術
抗生物質や消炎酵素薬を内服したりネブライザーによって吸入したりしても効果が得られないとき、また、副鼻腔洗浄をしてから薬品を投与しても効果が得られないときは、手術を行うこともあります。
一般的な手術方法は、内視鏡を副鼻腔に挿入して炎症部分の粘膜を除去する方法です。鼻腔内に内視鏡を挿入しますので当然違和感はありますが、痛みがほとんどなく短時間で実施できるというメリットがあります。
患部が広がっているときなどは、外科的手術を実施することもあります。炎症部分が良く見えるように口内からもしくは顔面から副鼻腔を開き、炎症を起こしている部分を切り取ります。切開しますので、腫れやしびれが残ったり、傷跡が残ったりすることもあります。
副鼻腔炎の症状を抑える方法もご紹介します。
①患部付近を温める
副鼻腔の周りを温めることで、ある程度炎症を抑えることができます。炎症が治まると痛みも若干引くことがあります。
②寝るときは横向きで
炎症によって副鼻腔が狭くなり、空気が通りにくくなっています。仰向けに寝ると舌が気道をふさぎ、さらに空気を取り入れることが困難になってしまいます。副鼻腔炎によって痛みが生じているときは、なるべく横向きに寝るようにしてください。
副鼻腔炎による歯の痛みは強い痛みになることが多いです。しかも、診断を間違えれば健康な歯の神経をとってしまったり誤った部分を治療したりすることにもなりかねません。当然ですが、原因は副鼻腔にありますので、歯や歯茎の治療をしたとしても痛みは取れません。奥歯上部に違和感や痛みを覚えたり、上記に記したような症状を感じたりした際には、かかりつけ医に相談し、しっかりと検査してもらい納得した上で治療を受けてください。ロコクリにもお気軽にお問合せくださいね!