神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
みなさんは普段のお食事でしっかり噛んで食べていますか?よく噛んで食べることはただ単に食べ物を噛み砕いて栄養を摂り入れるだけでなく、全身に数多くのプラスの働きをしているのです。よく噛むことで得られる8つの効果についてお話したいと思います。
① 味覚の発達
よく噛むと食べ物本来の味が分かります。人は濃い味にはすぐに慣れてしまうので、出来るだけ薄味にしてよく噛むことで食材そのものの味を味わうことができます。これは味覚の発達と同時に、塩分摂取を控えることにもつながります。
② ダイエット効果
よく噛むことで脳の満腹中枢が刺激され、満腹であると感じます。よく噛まずに素早く食べると満腹中枢が刺激される前に食べ過ぎてしまい、結果として太ります。効果的にダイエットをするにはよく噛むことが大切です。
③ 脳の発達
よく噛む運動は脳細胞の動きを活発にします。あごを開けたり閉じたりすることで脳に酸素を栄養を送り、活発化するのです。他にも反射神経や記憶力、認識力、判断力、集中力を高める効果もあり、子どもの知能発達やシニアの認知症予防にも役立ちます。
④ 素敵なお顔作り
よく噛むことはお口の周りの筋肉や骨を使うので表情がとても豊かになります。しわの予防にもつながり、元気で若々しい笑顔を保つ秘訣とも言えるでしょう。よく噛んで食べることが美容にもつながるなんて一石二鳥です。
⑤ 歯を強くして、むし歯や歯周病を防ぐ
よく噛むと歯を支える骨に刺激がいくことで細胞の代謝を良くすると言われています。また、唾液には抗菌作用のある酵素やカルシウムと結合して歯を強くするたんぱく質などが含まれています。噛めば噛むほどに唾液がたくさん出てくるので、よく噛むことでむし歯や歯周病の予防効果がアップします。
⑥ がんや生活習慣病を防ぐ
唾液に含まれる酵素には、がんの引き金となる活性酸素を抑制する働きがあるとされています。がんだけでなく、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病にも有効です。
⑦ 胃腸の働きを助ける
よく噛むと食べ物の表面積が大きくなり、消化酵素による分解効率がよりアップします。唾液には食べ物の消化を助ける酵素も含まれているので、よく噛むほどに胃腸の負担を減らします。
⑧ 食いしばる力が作れる
力をいれる必要がある時に食いしばるのは奥歯。日頃からよく噛んで食べていれば歯やあごが鍛えられているので、ぐっと噛み締めて力を発揮することができます。仕事や運動など「ここ一番」の場面で全力投球ができるようにしましょう。
現代人の忙しさやファーストフードの普及に紛れて、やわらかいものを早食いしていると思わぬしっぺ返しを食らうことになりかねません。歯ごたえのある食材を使って料理をしたり、食事にはゆっくり時間をかけること。目で楽しみ、舌で味わい、香りや歯ごたえを感じながら食べることで豊かな食生活を満喫しましょう。