岡本歯科ロコクリニックのよくわかる『キシリトール』

こんにちは(^ ^)

岡本歯科ロコクリニック(ロコクリ)院長のしんや先生こと、池澤慎哉です!

今日は、『キシリトール』について、お話ししたいと思います!

『キシリトールって、聞いたことはあるけど、何がどういいのかはわからないわ。』

『フッ素とはどう違うのかしら?』

『どうやって、活用したらいいの?』

という疑問をお持ちの方も多いと思います。今日はその辺りの疑問を解決し、少しでもスッキリできればと思います(^ ^)

まず、『キシリトール』とは何なんだ?というところからいきましょう!

『キシリトール』は、砂糖などの代わりになって、食品などの甘さを感じさせる成分で代用甘味料と呼ばれています。

砂糖と同程度の甘みを持っているのですが、カロリーでみると4割程低いこと、体内での吸収が遅いとのことで、糖尿病の方にも有効だと言われています。お口のなかでは、冷涼感があり、スーッとする感じがあります。

では、この『キシリトール』を歯に使うとどんなことが起こるのでしょう?

そもそも虫歯というのは、虫歯菌が砂糖を食べることで『酸』を出し、それにより歯の表面溶かしていく病気なのですが、虫歯菌がキシリトールを砂糖と勘違いして食べても『酸』がほとんど出ないので、虫歯になりにくいという仕組みなんです。

ということは、『キシリトール100%のガム』を食べても虫歯にならないの?

その通りなのです(^ ^)

厳密に言うと、ならないことはないのですが、かなりなりにくくなります!

さらに、『キシリトール』を食べた虫歯菌は歯を溶かす『酸』を出す能力が低くなります。ばい菌の攻撃力を弱めてくれるので、ダブルで虫歯を予防してくれるのです。

前にもお話しした通り、『フッ素』は歯が溶けにくいようにするので、歯の守備力を上げてくれます。そして、再石灰化を促進するので、結局歯に働きかけます。

対して、『キシリトール』はばい菌に作用して、酸の産生を抑制して歯が溶けにくいようにしたり、ばい菌を弱らせて攻撃力を弱めるので、主に菌に作用します。

つまり、作用するものが違うので、両方した方がいいんです!!

ダブルで活用すると、より虫歯効果を発揮してくれます(^ ^)

活用の仕方としては、ガムがオススメですが、100%キシリトール配合のガムでないと、ちゃんとした効果は得にくいので、歯医者さんで相談してみてくださいね!

おすすめ記事

  1. 3つの目でお子さんの歯を守りましょう!!②
  2. 阪急岡本駅の歯医者さんが、オンライン診療始めました!
  3. 歯周病を悪化させる原因とセルフチェック法
  4. 岡本歯科ロコクリニック推奨の『入れ歯の手入れ』
  5. 唇の老化は20代から!!
  6. 歯医者さんって1回で終わらないのはなんででしょう?
  7. 歯医者のセカンドオピニオンとは
  8. 子供の仕上げ磨きはいつまですればいいの?

関連記事

  1. 歯の検査ってなに?
  2. 5/3の日曜のみ、お休みを頂いております。
  3. ロコクリ豆知識『唾液が傷を治すのはなぜ?』
  4. 子供の歯の怪我の対処法!②
  5. 歯が浮いたり、腫れたり、痛んだときの対処法
  6. 岡本歯科ロコクリニックで、お口の中をしっかりケア!
  7. 口腔機能と健康寿命(PPK)にもたらす影響について
  8. 噛み合わせと姿勢のお話
医療法人社団 咲生会
岡本歯科ロコクリニック


〒658-0072
神戸市東灘区岡本1丁目8-2
アーベイン岡本3階
・阪急 岡本駅より徒歩2分
・JR摂津本山駅より徒歩2分
 
TEL:078-224-5372 / FAX:078-224-5373
> 個人情報保護方針
 

最近の記事

PAGE TOP