神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
むし歯や歯周病でやむを得ず、歯を失ってしまう事もあると思います。まだ歯があるうちは想像しにくいかもしれませんが、歯を失うとまず想像できるのが、食べ物が食べにくいということではないでしょうか。ただ、歯失うというのは食事がしづらい以上の影響があります。今回は、歯を失うことの影響についてお話したいと思います。
【歯を失う影響】
歯を失うとどんな影響が考えられるのでしょうか。
①噛みづらい
ます初めに思うのが噛みづらいという事ではないでしょうか。では、どれくらい噛みにくくなるのでしょうか。歯を失った部分は、ブリッジと言われる被せものや入れ歯などで補います。
天然歯の噛む力を100%とすると、ブリッジは約60%、入れ歯は20~30%と言われています。
こんなにも違いがあります。歯を失っても治療をすれば元のように噛めるというわけではないのです。
それだけご自分の歯をできる限り長く使うことが大切になってきます。
②噛みづらいから起こる影響
少し考えてみてください。奥歯を半分失ってしまうとします。奥歯を半分失った状態で今まで通り物が噛めると思いますか。何となく食べ物によって影響がある感じがしませんか。
そうなんです。噛み切りにくいものや硬いものは無意識に避けるようになり、逆に柔らかいものを食べるようになってきます。その結果、栄養摂取の変化が起こってきます。
タンパク質・ビタミン・脂質などの栄養バランスが崩れ、ほぼ全ての栄養素の摂取量が減ってしまいます。
ただし、栄養素の中でも反対に摂取量が大きく増えるものがあります。それは、糖質(炭水化物)です。理由は、糖質は柔らかい食べ物が多いからです。糖質過多になるとメタボなどの生活習慣病を助長します。
また、脳への刺激や血流が不足することにより、集中力や思考能力が低下するため、アルツハイマーを引き起こす原因の一つと言われています。
③歯並びや顔貌が変化する
歯がないのをそのままにしていると、歯が倒れてきたり、延びたりします。奥歯がなくなり前歯だけで噛んでいると前歯が出っ歯になってきます。奥歯を失うとかみ合わせも低くなるので、顔にしわやたるみが出るようにもなります。
また、かみ合わせもずれるので、顎の関節にも影響がでてきます。
いつまでもおいしく食事をするためには、最低でも20本の歯を残せるといいでしょう。
何か気になることがあれば、ロコクリにお気軽にご来院くださいね。