神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
おそらく、すべての人が毎日歯磨きを行っていることと思いますが、使用している器具や歯磨きにかける時間、頻度などには個人差が見られるかと思います。そこで是非とも知っておいていただきたいのが「適切な歯磨きの頻度」です。
なんといっても、食事をするごとに歯磨きをするのがベストです。
歯磨きというのは、お口の中の汚れを取り除くために行うものです。そのため、朝食、昼食、夕食、間食など、何らかの食べ物をお口の中に入れるたびに歯を磨くのがベストといえます。そうすることで、口腔内を清潔に保つことができ、虫歯菌などの活動も抑えることが可能となります。ただ、そのような頻度で歯磨きをするのは現実的に難しいかと思いますので、最低でも1日2回は磨きましょう。
起床後と就寝前はしっかりと磨きましょう!
1日2回の歯磨きを具体的にどのタイミングで行うのがベストかというと、それは起床後と就寝前です。私たちの唾液腺は、就寝中のその活動が低下します。朝起きてお口の中がネバネバしたり、口臭が気になったりするのは、そのためです。乾燥した口腔内で細菌が繁殖しているのです。そこで、学校や仕事に行く前にはしっかりと歯磨きをすることが大切です。また、就寝前も同じ理由から歯磨きをすることが必須となります。汚れたお口のまま眠ってしまうと、虫歯菌や歯周病菌の活動が活発になってしまいます。
ただ、なかなか難しいという方は、うがいだけでもする価値はあります。
理想的な歯磨きの頻度は毎食後ですが、出先などで歯磨きできない状況であれば、うがいだけでも行いましょう。お口の中に残った食べかすなどを水で洗い流すことで、細菌の活動が活性化されるのを防ぐことができます。とくに、間食にスイーツやお菓子などを食べた際には、虫歯のリスクが顕著に上昇することから、うがいをすることの意義もそれだけ高まっていきます。
では、歯磨きをする時間はどれくらいですか?
歯磨きというのは、必ずしも長い時間をかければ良いというものでもありません。例えば、30分間無意識にゴシゴシと磨いていても、歯や歯茎を傷つけてしまうおそれがあるからです。かといって、毎回1分くらいでササっと終わらせてしまうのもよくありません。最低でも3分以上は時間をかけて、ていねいに歯磨きしましょう。重要なのは汚れがしっかり取り除けているかどうかです。
このように、適切な歯磨きの頻度は1日3回、もしくは間食も含めた毎食後といえます。それくらいの頻度を目標に、毎日のオーラルケアに努めましょう。