神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
歯を白くするホワイトニングは、日本でも認知度が高まってきており、ほとんどの歯医者さんで受けられるようになってきました。歯の美しさが非常に重要視されるアメリカでは、以前より盛んに行われているこのホワイトニング、興味はあっても、「薬剤を使って人工的に歯を白くする」ということから、歯への影響などが気になって、慎重になっている人もいるかもしれません。今回はあまり知られていないホワイトニング時の注意点についてご紹介していきます。ホワイトニングを考えている人は、ぜひこの注意点を知った上で受けるか受けないかを決めていくと良いでしょう。
ホワイトニングとは、歯を白くする治療のことで、ブリーチング(漂白)とも呼ばれています。ホワイトニングは天然歯で神経を取っていない歯を白くしていく治療です。つまり、神経を処置済みの歯や、被せ物がしてある歯には効果がありません。
ホワイトニングで歯が白くなるメカニズムは、歯の表面に歯を白くする薬剤を塗布し、その薬剤が歯を着色させている有機物を分解し、無色透明にすること、そして、もう一つ、薬剤が歯のエナメル質の表面構造を変化させ、すりガラス状にし、そのマスキング効果で内部の黄色い象牙質の色を見えなくすることで発揮されます。
ホワイトニングの方法には主に2通りあり、歯科医院のチェアーで行うオフィスホワイトニング(薬剤として過酸化水素を使用)、そして自宅で行うホームホワイトニング(薬剤として過酸化尿素を使用)に分けられます。
ホワイトニングをする時に知っておきたい注意点には次のようなものが挙げられます。
①施術中に痛むことがある
特に歯科医院で行うオフィスホワイトニングでは、高濃度の薬剤を用いるため、効果は早く出ますが、人によっては薬剤がしみて一時的に知覚過敏の様な症状が出たり、痛みが出たりすることもあります。また、歯茎がピリピリと痛むこともあります。すでに冷たいものでしみるなどの知覚過敏がある、歯に細かい亀裂がある、という人はしみやすいため、注意が必要です。
②再度着色が起こってしまう
ホワイトニングの効果は永久ではありません。歯の色素を漂白したとしても、また食事をしていくうちに着色は新たに起こってきます。そのため、個人差はありますが、白くなった歯の色は半年〜1年くらいで徐々に元の色に近い状態まで戻ると思っていたほうがいいでしょう。コーヒーやワイン、お茶、カレーなど色の付きやすい飲食物を頻繁に口にする人は後戻りをしやすいので、ホワイトニング後は注意が必要です。
③施術後は一時的に歯が弱くなる
高濃度の薬剤を使うオフィスホワイトニングでは、施術後に一時的に歯のミネラル成分が溶出し、歯の表面が弱くなってしまいますので、当日は食事内容も酸性のものを控えるなど注意が必要です。しかし、時間が経つにつれ、唾液と接触することで再石灰化という歯の修復機構が働きますので過剰に心配する必要はありません。
④白くしすぎてしまうことがある
ホワイトニングをやっていると、「もっと白くしたい」という欲望が出てきて、不自然なほど白くしてしまう人も中にはいます。白い歯は魅力的ではありますが、白くなりすぎてしまうと、逆に作り物のように見えて、他人には不自然に写ってしまいますので注意しましょう。しかし、歯の色はいずれ多少は元に戻りますので、白くしすぎても慌てる必要はありません。
⑤天然歯でも効果が出ないケースがある
歯のホワイトニングは天然歯にのみ効果があります。しかし、天然歯であっても、神経を抜いて歯の内部より変色してしまった歯や、テトラサイクリン歯に代表されるような重度の変色のケースにおいては、あまり効果がありません。そのようなケースではウォーキングブリーチ(歯の内部より漂白する方法)や、歯の表面にセラミックを貼り付けるラミネートベニア、もしくはセラミックを被せる、という方法で白くすることができます。
ロコクリではオフィスホワイトニングもホームホワイトニングもしっかりカウンセリングを行った上で施術させていただいております。気になられた方はお気軽にお問合せくださいね!