神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今回も引き続き、歯が痛い時に今すぐお家でできる対処方法についてお話していきたいと思います。
③患部周辺のブラッシング
歯と歯茎の間に食べ物のカスや汚れが詰まって、炎症を引き起こしていることもあります。また、歯と歯の間の汚れ、歯とかぶせた金属の間の汚れが、炎症を引き起こして痛みとなって表れていることもあります。
まずは丁寧に患部周辺をブラッシングし、汚れを取り除いていきましょう。汚れや食べ物のカスを落としやすくするデンタルリンスで口をゆすいでから、ブラッシングするのも良いですね。キレイにブラッシングをしたら、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使って、患部の周辺を丁寧に掃除します。
患部と思われる場所以外も丁寧にブラッシングしましょう。
歯の痛みが強くなると、実際の患部以外の場所が痛むように感じることがあります。もしかしたら今痛いと感じているところ以外に原因があるかもしれませんので、痛みを感じる場所以外も丁寧に歯ブラシやデンタルフロスを使ってキレイにしていきましょう。
丁寧に、でも刺激しすぎないようにしましょう。
汚れや詰まりを取り除くことで、痛みをある程度やわらげることができるかもしれませんが、痛みのある部分の神経を刺激してしまうと、返って痛みが増すこともあります。丁寧にブラッシングをしても、患部を直接刺激し過ぎないように注意して下さい。
歯の痛みがあるときにしてはいけないこともいくつかあります。歯の痛みがあるときは、痛み止めや患部の冷却、患部周辺のブラッシングなどで対処をしていきますが、おすすめできないNG行為もあります。どのような行為がNGと言えるのでしょうか。
①激しい運動
痛みを忘れようと運動に没頭しようとする人もいます。ですが、運動すると血行が良くなりますので、痛みもさらに強く感じてしまうかもしれません。また、痛みだけでも身体は充分にストレスを受けています。運動することでさらに身体に疲れを与えてしまうと、歯以外の部分にも痛みが生じる可能性があるのです。
②アルコールの摂取
アルコールを飲むと一時的に感覚が麻痺するように感じますので、歯の痛みも薄れるのではないかと考える人もいます。ですが、アルコールも運動と同様、血行を促進させてしまうものですので、酔いが冷めると、今以上の痛みが襲ってくることもあるのです。特に痛み止めを飲んでいるときのアルコールは厳禁です。アルコールが痛み止めの成分と反応して、吐き気が起こったり、頭痛やめまいなどを引き起こしたりする可能性があります。
③入浴やシャワー
入浴やシャワーも、血行を促進させてしまう行為ですので、痛みを増幅させる可能性があります。特に熱い温度の湯船に長時間入ると、気分が悪くなったり、めまいやふらつきを感じたりすることがあります。
できれば、治療が終わってから入浴するようにしたいものです。どうしても汗をかいて気持ちが悪いときは、ぬるめのシャワーを手早くする程度にとどめておきましょう。
ご紹介したいずれの方法も、一時的に痛みを抑えるための方法です。痛みの根本的な解決策ではありませんので、痛みが長期間続かないためにも、なるべく早く歯科医院に行くことが勧められます。できればかかりつけの歯科医院に行く方が良いですが、痛みが我慢できないときは救急で診てもらえる歯科に行きましょう。ロコクリでは日曜日も診察しておりますので、急な痛みの場合でもお気軽にお問合せください。