神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
今回は、皆さんも一度は経験したことがるのではないかと思われる「歯が浮くような感じ」について引き続きお話ししたいと思います。
なぜ、「歯が浮いたように」感じるのでしょうか?
引き続きそれぞれの症状について、主な原因と対策についてご紹介していきます。
②歯の治療後、歯が浮いたような感じが続く
神経の治療をした後、2-3日ほど歯が浮いたように感じる状態が続くことがあります。
これは神経の治療の際、歯根膜にダメージを与えてしまうことで、歯根膜がその傷ついた部分を治そうとして、血液やリンパ液を大量に送り込むために起こる症状です。
治療をしてもらった歯に違和感があるとどうしても不安になってしまいがちですが、一過性のものですので通常は2-3日で違和感もなくなります。
しかしながら、痛みが出る場合や症状が長引く場合は他の原因も考えられますので、一度担当歯科医師に確認してもらうようにしましょう。
③硬い食べ物を食べた後に、歯が浮いたようになる
おせんべいなどの硬い食べ物を食べると、歯が浮いたように感じるという方もいらっしゃいます。
硬い物を食べると、歯に過度な力が加わり続けることになってしまうため、歯を支える歯根膜もダメージを受けてしまうためです。
歯根膜がダメージを受けると、歯根膜がそのダメージを受けた部分を回復させようとして血液やリンパ液を大量に送り込むために歯が浮いたようになるのです。
通常は、なるべく歯を使わないように安静にしておくことで症状も徐々に治まってきます。
④緊張している時に、歯が浮いたようになる
過度な緊張状態にあるときや、ストレスを感じている時に、歯が浮いたような感覚を覚える方もいらっしゃいます。
これは、緊張やストレスを感じたときに、無意識的に歯を食いしばってしまっていることが主な原因と考えられます。
歯を食いしばるという行為自体は無意識化で行われていることがほとんどですので、ご自身ではなかなか気が付きにくいかもしれません。
しかし実は、食いしばりの際にかかる力は、食事の際にかかる力のなんと10倍以上! 特に食いしばりのクセがある方は、1日に何時間も過度な力を加え続けていることになるため、歯根膜にダメージを与え続けてしまうことになるのです。
歯が浮いたように感じる場合、特に痛みを感じるわけでもないことから症状を放置しがちです。
ですが、歯が浮いたように感じるときは、体の免疫機能が落ちている時だったり歯に何かしらのダメージが加わっている場合がほとんどですので、少しでも違和感を感じたら早めに相談するようにしましょう。