神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
新型コロナウイルスの影響で“マスク生活”が続いています。マスクの下では口を動かしづらいですし、そもそも人と会って話すこと自体が激減し、表情が乏しくなりがち。筋肉は動かさないと、どんどん衰えていきます。
若々しく見える人は表情筋の量が多い、筋肉が厚いということがいわれています。
例えば、笑う時に頰や口角を大きく動かしている人ほど、動かした部位の皮下の筋肉が厚いんです。それは「支える力が強い」ということ。老けて見える人は、筋肉が薄いからたるんでしまいます。
筋肉は何歳になっても鍛えられます。20代のままでいることはできませんが、たるむ速度を遅くできれば、うれしいですよね。
ところで、なぜ二重顎になるのでしょう?
広頚筋という顎の下から鎖骨にかけて広がっている大きな筋肉が、年齢とともに衰え、顎の下にたまってくる脂肪を支えられなくなり、たるむことが原因の一つです。顎の下の筋肉は霜降り肉のように脂肪混じりに薄くなっています。
それに加え、最近はスマートフォンの使用で、猫背で長時間、顎の下の力を抜いた状態で下を向いていることも大きいと思います。この姿勢は首に横ジワも入りやすいです。
さらに、最近はずっとマスクをして、表情も油断しがち。あまり顔の筋肉を動かしませんよね。だぶっとした服を着るとおなかがたるみやすくなるのと同じで、顔も緊張感がないとたるんできます。
二重顎は健康面に影響が出るわけではありませんが、筋肉が弱ってきて首がしっかり支えられない状態です。首が前に出がちなので、若々しい印象とはいえません。この筋肉を鍛えて姿勢を良くすることで、見た目の印象も変わりますし、誤嚥防止という点からも一緒に喉の筋肉を鍛えておくことは良いことだと思います。
たるみ予防の対策はあるのでしょうか?
手足や体の筋肉と同じように、顔まわりの筋肉も鍛えることができます。
二重顎を防ぐ筋トレをご紹介したいと思います。
①上を向いて唇をとがらせ「うー」と言いながら、5秒間キープします。なるべく下唇を突き出すと広頚筋が鍛えられ、二重顎やたるみ防止につながります。
②正面を向き、口を大きく横に開き「いー」と言いながら、5秒間キープします。頰がキュッと上がり、ほうれい線や首のしわを薄くする効果も期待できます。
①と②を週に2回、それぞれ10回×3セットくらいできればいいですが、無理せず、気付いた時にできる範囲で構いません。②はマスクの下でこっそりできるかもしれませんね。小顔効果も期待できます。
次に、目の下のたるみを防ぐ筋トレもご紹介します!
目の下のたるみは、眼輪筋の衰えが原因です。加齢だけでなく、スマートフォンやパソコン画面をずっと見つめることで眼輪筋を動かすことが少ないと、衰えが早まります。
目をギュッと強く閉じて、そのまま5秒間キープします。力を抜いたら、次に大きく目を見開いて5秒間キープ。これを5回ほど繰り返すと、眼輪筋を鍛え、目元のたるみを防ぐ効果が期待できます。これも週に2回くらい、お風呂の中とか、職場でトイレに入った時とか、気付いた時に行って
広頚筋を鍛えると姿勢が良くなり、イキイキと見えます。思い出した時だけでもいいので、三つの筋トレでコツコツ鍛えて、いくつになっても“笑顔美人”を目指したいですね。