神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今日は口内炎の豆知識についてご紹介したいと思います。
口内炎というのは、体の調子が悪かったり、食生活が乱れて栄養が偏ることなどが原因で、口の中に炎症性の病変が発症している状態をいいます。
原因としては、
①免疫力が落ちている
・規則正しい生活や食生活ができていない
・夜きちんと眠れていない
・ビタミン・ミネラルが足りない
②口の中が不潔で菌が繁殖している
・虫歯や歯周病で口の中に菌が繁殖した
・喫煙によってばい菌が増えた
③口の中が傷つき炎症が起きている
・熱いものを飲み、口の中にやけどを負った
・口の中を噛んでしまった
・魚の骨が刺さった
④病気の症状の一つとして起きている
・内臓系の病気(ベーチェット病など)
・ウイルスの感染症(ヘルペス・手足口病など)
では、口内炎を早く治す為に自宅でできる事をいくつかご紹介します。
①うがい薬で口の中をすすぐ
免疫力の低下などによる口内炎を早く治すには、口の中を清潔にしてビタミンなどを取り、よく眠って免疫力を上げるのが基本的な対策です。うがい薬でぐちゅぐちゅぺっとして口の中を殺菌して、清潔にすることはおすすめです。
②蜂蜜を塗る
昔から、傷口には蜂蜜を塗るといいといわれます。しかし、塗れば口内炎が治るとは言い難いところがあります。ただ、蜂蜜は刺激が少なく、傷を覆ってくれるため、悪くはないでしょう。
③梅干し・塩を塗る
これらは傷口に染みると思いますので、むずかしいでしょう。食事にも言えることですが、口内炎ができているときは、できるだけ刺激の少ないものがおすすめです。
④ヨーグルトを塗る
ヨー グルトを摂取すると、口の中と胃に膜ができるため、はちみつと同じように、一時的に傷が守られるメリットはあるでしょう。腸の調子を整える意味でもいいかもしれません。
⑤お茶で口の中をすすぐ
お茶には殺菌力があるため、うがい薬がない場合に代用するのにはおすすめです。ただ、熱さには気をつけてやけどをしないようにしましょう。
口内炎の治療法はどうなのでしょうか?
口内炎ができたときには、歯科や皮膚科を受診するのが一般的です。皮膚科における治療では、・ビタミンBやビオチン・染みにくいうがい液・傷口に塗る軟膏・傷口に貼るシートなどが一般的で、歯科では・レーザーによる蒸散・ケナログ薬の処方が一般的になります。病気や外傷とは関係のない口内炎は、主に免疫力の低下や食生活の乱れによって起きます。食事ではビタミンが豊富に含まれる色の濃い野菜を中心に摂取し、全体的に栄養バランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。