タイトル:朝のハミガキのタイミング
神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
6月からお仕事や学校が再開になり、朝バタバタされる方も多いかと思います。みなさん、朝の歯磨きを毎日されているかと思いますが、歯みがきのタイミングはいつが良いかご存知ですか?
ずばり、朝の歯磨きは食事の前、特に起床後がおすすめです。朝起きてすぐの口の中は夜の間に溜まった菌がいっぱいある状態なので、それを取り除くには起床後の歯磨きが必要なのです。
朝の歯磨きをするタイミングは2つに分かれます。
1つは朝食前にする方と、
もう1つは朝食後にする方です。
朝食前に歯磨きをする方は、「口の中が気持ち悪いから」「目を覚ますため」という目的でしょう。
また、朝食後に歯磨きをする方は、「食後に歯磨きはしないといけないので、1度で済ませたい」という方が多いと思います。
それぞれ理由はありますが、朝の歯磨きのタイミングでおすすめなのは、朝食前です。
それも、朝起きてすぐのタイミングが良いでしょう。
夜寝ている間に唾液の分泌は減ってしまいますが、唾液が減ることによって口の中は菌が繁殖しやすい状態になっています。その菌を取り除かずに朝食を摂ることは、菌も一緒に食べてしまうことと同じなのです。それを避けるためにも、朝起きてすぐに歯磨きをして、口の中を清潔にすることが大事です。
しかし、朝起きてすぐのタイミングでの歯磨きに慣れていない方は、これは難しいかもしれません。
食後の歯磨きが習慣化している方だと、食前と食後の両方磨くのが大変に感じるでしょう。
でも朝の歯磨きは、「起床後の歯磨き+朝食後の歯磨き」が必要です。
朝起きた後の口の中の菌を綺麗にしたいのであれば、歯ブラシによるブラッシングで菌を丁寧に取り除くことが必要です。そして朝食後は、歯に挟まった食べカスなどを取り除くブラッシングをしましょう。
なお、起床後の歯磨きは歯磨き粉をつけないことをおすすめします。
歯磨き粉を使うと泡でよく磨けているか確認しづらいので、菌を綺麗に取り除けない場合があります。また、朝食前に歯磨き粉の味が口の中に残るのが気持ち悪い方もいるでしょう。なので、歯磨き粉をつけるタイミングは、朝食後の歯磨きのときにしてください。
そして、朝起きてすぐに水を飲む習慣がある方は、歯磨き前だと口の中で繁殖した菌を一緒に飲み込んでしまいます。
できれば、歯磨き後に水を飲むようにしましょう。
歯磨きは虫歯を予防するのに有効ですので、1日3回実践している方もいるでしょう。
幼稚園や小中学校で給食後に歯磨きをするところは多いですし、自分の歯ブラシを持参して会社などで磨いている方もいるはずです。
時間がないことが多く簡単に済ませがちな昼の歯磨きですが、実は朝や夜ほど丁寧にする必要はないのです。
菌が溜まっている朝と、唾液が少なくなる前の夜の歯磨きは重要ですが、昼の歯磨きは汚れを落とす程度でも構わないのです。
ただその分、夜にしっかりと磨くことは大事です。
夜の歯磨きは、寝ている間に唾液が少なくなることで増える菌を減らす目的があります。
また、虫歯にならないために歯垢や食べカスを取り除く目的もあります。
夜に歯を磨くタイミングは、歯が健康であれば夕食後早めに済ますことがおすすめです。
菌の繁殖を防ぐためにも、歯垢や食べカスはなるべく早く取り除くことが大切だからです。食後はゆっくりしたい方も多いかもしれませんが、歯の健康を考えれば食べたらすぐ磨く習慣にしていきましょう。
朝の歯磨きのタイミングは、起床後に口の中に溜まった菌を効果的に落とすには有効な方法ですので、ぜひ実践してみてください。