神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
みなさん、介護における「ミキサー食」「ソフト食」ってご存知でしょうか?今回はどんなものか、引き続きその特徴などをお話していきたいと思います。
前回のソフト食についてのご説明を引き続きしていきましょう!
ソフト食とは、歯ぐきや舌でつぶれるくらいに、やわらかくした介護食のことです。
豆腐ほどのやわらかさにした食事のことをいいます。
このソフト食はどのような方に向いているのでしょうか。
ソフト食は、柔らかく、食材がまとまっているので、歯がなくてかめない方や、食べ物を口の中でまとめる力、飲み込む力が弱っている方に 向いている形状となっています。
また、ソフト食にした方がいいのかどうかを迷ってる方は、以下の項目をチェックしてみてください。1つでも当てはまる場合は、ソフト食をご検討ください。
・食事中や食事後にむせたり咳き込んだりする。
・食べ物を飲み込んだ後にも口の中やのどに食べ物が残っている感じがする。
・食事が食べにくくなり、時間が伸びた。
・食事後に声がかすれたり、がらがら声になったりすることがある。
・かたいものがかみにくいと感じる。
ソフト食のメリットはどんなものなのでしょうか。
・噛むのが楽で、喉を通りやすい。
・形があるので見た目も工夫しやすく、目でも食事を楽しむことができる。
・普通食と同じようにいろいろな味を楽しめる。
・まとまった状態で口に入れられるので、飲み込みやすい。
ソフト食にももちろんデメリットはあります。
・つぶしたり、長時間煮込んだりするため、調理の手間と時間がかかる。
・毎日の献立を考えるのが大変。
ミキサー食を手作りするときのポイントは以下になります。これらを参考にしながら、レシピをもとに作っていきましょう。
・ミキサー食に向いている食材(イモ類や葉物野菜)を用いる。
・水分量の少ないものは、だし汁などで水分を加えてからミキサーにかける。
・水分量が多いときは、とろみをつけて調整する。
・粘り気は、ポタージュスープのようにスプーンからポタポタと落ちる程度にする。
・脂肪分が少ない食材には、生クリームなどの脂肪分を加える。
いかがだったでしょうか?少しでもご参考になっていれば幸いです。ロコクリでは訪問診療もさせていただいております。ご来院が難しいご家族のお口の健康も気になりますよね。お気軽にロコクリまでお問合せくださいね!