神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
みなさんの中で、「昔からよくむし歯ができる」「せっかく治療した歯が、またむし歯になることが多い」とお悩みの方はいませんか?
親もむし歯が多かったので、遺伝だから仕方がないと思われているかもしれません。
確かに、むし歯菌が多い、体の免疫力が弱い、歯の構造が弱い、などの遺伝的な原因も少なからずあります。
しかし、むし歯ができる原因の多くは、日常における生活習慣によるものです。
今回は、むし歯の中でも特に「再発するむし歯」についてお話をさせていただきます。
むし歯が再発する原因はどんなものでしょうか。
きちんと歯磨きができていない
むし歯を取り除き、しっかりと治療をしても、きちんと歯磨きができていなければ、むし歯の再発の原因になります。
とくに歯と歯の間は磨き残しが多く、プラーク(歯垢:細菌の塊)が残っていると、どんどんむし歯菌が増え、歯を溶かします。
また、プラークが残ったままだと、石灰化し歯石へと変わり、歯ブラシでは取り除くことができない汚れに変わります。
歯石は歯周病を進める原因にもなり、歯ぐきが下がることで食べ物が歯の間に挟まりやすくなり、余計にむし歯になりやすくなります。
②むし歯になりやすい生活をしている
むし歯ができるには、むし歯菌がお口の中にいるだけではできません。
むし歯菌の栄養となる「糖分」がないとむし歯は進行しません。
ですので、お菓子やジュースなど、糖分をよく取る方はむし歯になりやすいです。
また、「糖分」を取る際に気をつけないといけないのが、「量」より「時間」です。
お口の中に糖分が入ると、お口の中に残っている歯垢(プラーク)の中は酸性になり、むし歯が進みやすい環境になりますが、その後20分くらいかけて、唾液の作用により中性に戻っていきます。
一日3食、間食の時間も決めて、規則的な生活をしているならむし歯にはなりにくいですが、食事の時間が不規則だったり、ジュースやお菓子をちびちび飲んだり、だらだら食べていると、お口の中が酸性の時間が長く、むし歯になりやすいのです。
③詰め物や被せ物と歯の間に隙間ができる
日常の中で、食べ物を食べたり歯ぎしりや食いしばりがあると、歯や詰め物、被せ物はすり減っていきます。
歯や詰め物、被せ物は硬さが違うため、すり減り方に違いが出ることで、歯と詰め物や被せ物の間に隙間ができることがあります。
また、詰め物や被せ物はセメントで歯につけますが、唾液や食べ物の成分により、付けているセメントが少しづつ溶け出すことでも、歯と詰め物、被せ物の間に隙間が生じます。
目に見えない隙間でも、微小な細菌は進入してしまうため、隙間からむし歯が再発(二次齲蝕)してしまうのです。
④むし歯が残っていた
こちらに関しては、歯科医院の責任になります。
どうしても深かったり、複雑に進んでいるむし歯は、目では見えにくいです。
ぱっと見で茶色いむし歯が取り除けているように見えても、実際には少しむし歯が残っている場合があります。
むし歯を取り残さないように、きちんと取り除くようにしないといけません。