虫歯予防に効く『生活習慣の改善』とは?

こんにちは(^ ^)

岡本歯科ロコクリニック(ロコクリ)院長のしんや先生こと、池澤慎哉です!

今日は、なぜ虫歯予防に『生活習慣の改善』が効果的なのかということについて、お話ししたいと思います(^ ^)

前のブログで、『歯磨き』が虫歯予防に1番効果的という時代ではなくなったという話をしましたが、タネ明かしをしていきましょう!

そもそも虫歯はどうやって、出来るのでしょう?

『フッ素』のブログでもお話ししましたが、歯は毎日何か(砂糖が含まれているもの)を食べたり飲んだりする度に溶けています。そして、また自然と唾液などの作用で元に戻っていきます。

このサイクルを繰り返すという話をしました。

そしてここで問題となるのが、溶けること(脱灰)を減らしていくこともですが、ちゃんと戻ること(再石灰化)をしていくための時間を確保することなのです。

下の図を見てください。

これは『ステファンカーブ』と呼ばれるものなのですが、脱灰と再石灰化の関係がわかりやすく書かれています。

要は食べたり飲んだりすると、口の中が酸性に傾き、歯が溶けます(赤い部分で表されている『脱灰』)。その後、ある程度の時間が経つと歯が戻っていきます(青い部分で表されている『再石灰化』)。

これは、あくまで1日の中のある部分を切り取った図なので、規則正しい生活をした場合、1日を通してどのようになっているのかを見ていきましょう!

それが下の図です(^ ^)

紫色がついてる部分が『脱灰』しているところで、その後の白い部分が『再石灰化』です。

明らかに再石灰化の方が多い面積を占めていますので、虫歯にはなりにくいです。

ところが、これを見てください。

間食が多い生活をしていると、このように再石灰化しようとカーブしている途中で、また脱灰に向かってしまうので、ほとんど再石灰化できずに脱灰してしまいます!

ほとんどが紫色で、歯が元に戻る時間がありません。

そのため段々と穴があいてきてしまい、虫歯になってしまいます。

ということで、朝と晩にいくら磨いても虫歯は予防しきれないので、起きてる間の生活習慣を見直し、規則正しい生活をすることがとても大事になるということです(^ ^)

何時に起きて、朝ご飯は何時に食べて、お昼ご飯は何時に食べる。間食は何時にして、仕事や家事の合間の飲み物はこれにするとか、晩御飯は何時に食べて、歯磨きはいつにするというようなことを見直していくということです。

いくら歯磨きしても、それ以外のタイミングでとんでもないレベルの『脱灰』が進んでいてはどうやっても虫歯になってしまいます。

これは大人も子供も関係ないです!みんな平等にそのようになっています。

唯一、違いをあげるならば、子供の歯の方が柔らかいので脱灰しやすいということでしょう!ですので、お子様の方がよりこういうことを意識する必要があるということですね(^ ^)

このような理由から『歯磨き』よりも、『生活習慣の改善』が虫歯予防には効果的ということなのです(^ ^)

ですので、ロコクリでは虫歯リスクの高い人や虫歯になるのが不安な人には、生活習慣のアンケートも行っています。

これからは、予防もオーダーメイドにしていかないといけない時代だと思います!そのために、そういった生活背景も把握した上で予防していくことが重要になるのです。

ご自身の虫歯を予防するために、本当にあなた自身に合った予防方法を取られていますか?

ロコクリでは様々な検査もしています!

だいぶ『歯磨き』だけでの虫歯予防が難しいということがおわかりになられたかと思います!

ここがよくらわからないといったことや、他にも何か質問などがあれば、お問い合わせ頂ければと思います(^ ^)

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