神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、
阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニック院長の池澤です(^ ^)
今回は、訪問歯科でもよく目にする入れ歯の手入れの仕方について書いていきたいと思います。
入れ歯の手入れと聞いて、皆さんはどのようなことを思い浮かべますか?
『入れ歯は毎食後、水洗いしてるから綺麗よ』
『毎食後、ブラシで磨いてるから心配ないわ』
『入れ歯用洗浄剤につけてるから大丈夫だろう』
など、いろんな声が聞こえてきそうです。
この手入れということは、本当に大切で、過去に見た入れ歯で言うと、たくさんのカビが繁殖してる入れ歯もありました。
しかも、ご本人はそんなことになってるなんて、知らなかったのです。
口の中にわざわざカビが生えているものを入れているということです。
恐ろしい話ですよね。
今回は、僕が知ってる中で、より清潔に入れ歯を使ってもらえるようにするための方法を書いていきたいと思います。
3つのポイントを先に書きます!
①ブラシで洗う
②洗浄剤につける
③専用のケースで保管(家にいるときは水中保管)
です。
『なんだ、知ってることばっかりじゃないか』
と思われるかもしれません。
でも、これで大丈夫なんです(^ ^)
それでは、それぞれについて書いていきたいと思います。
まず、①です。
よく、
「洗浄剤につけてるんだから大丈夫!
だって、99.9%除菌って、書いてるんだから!』
と言われることがあります。
ただ、ここでよく考えてみてください。
カレーを食べたあとのお皿を、洗浄液に浸すだけで本当に綺麗になるでしょうか?
やはり、手洗いで大まかにでも汚れを落としてからにしないと、汚れがべったり付いたままっていうのが容易に想像できると思います。
お皿を洗うのと同じで、やはりしっかり汚れやぬめりを手で洗うことが大前提となるんです。
そして、②です。
目に見えるような汚れやぬめりは取れたとして、
さらに目に見えない汚れを落としていくのであれば、化学的や洗浄もしていく必要があるのです。
そこで出てくるのが、入れ歯洗浄剤というものなんです。
細菌やカビの菌、ウイルスは目には見えません。
そのため、取れているか取れてないかがわかりません。
徹底的に綺麗にするためには、補助的に入れ歯用洗浄剤を使わないと無理ということですね^_^
最後に③です。
保管するときは、できるだけ水中保管がオススメです。
入れ歯を乾燥したり、濡らしたりを繰り返していると、ヒビが入ってくることがあるからです。
ですので、外しているときはできるだけ濡らした環境で保管することを勧めています。
また、ティッシュやナイロン袋で包んでいると、間違って捨ててしまったり、捨てられてしまったりということにも繋がります。
それを防ぐためにも、ケースでの保管がオススメです。
こういう形で、入れ歯の手入れをしてもらうと、非常にいいかと思います。
もし、わからないことや疑問点があれば、いつでも質問してくださいね^_^