マウスピース矯正って痛いの?

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
みなさん、「マウスピース矯正に興味があるけど、歯列矯正は痛いのでは?」とお悩みではありませんでしょうか。
マウスピース矯正は従来のワイヤー矯正に比べ装置が透明で目立ちにくく、取り外しができるため、治療を受けるハードルが下がっています。また、取り外しができるので食事の味を邪魔することもなく、日常生活の影響も少なく、メリットが多い治療方法と言えます。
しかし、マウスピース矯正も歯に少しずつ力をかけ、徐々に歯を移動させるため痛みが起きることがあり、デメリットも存在します。はじめてのマウスピース矯正は痛みがあるのかどうか不安を感じている人もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、マウスピース矯正で痛みがなぜ起きるのか、対策と合わせて解説します。
マウスピース矯正は新しい治療法です。従来の歯科矯正はワイヤーなどの金具を使用して矯正するものがほとんどでしたが、マウスピース矯正はプラスチック素材で作成された矯正装置を歯に取り付けます。
金具に比べると柔らかい素材のプラスチックで作られているので歯に密着して装着できます。そのため金属アレルギーの方にも治療を行うことができ、ワイヤー矯正に比べて体への負担も少ないのが特徴です。
また、冒頭にもお伝えしました通り、マウスピースは取り外しができるため、次のようなメリットがあります。
①通常通り歯磨きが出来て、口腔内の清潔が保てる
②装置の手入れができて、装置の清潔が保てる
③普段通り、食事ができる(ワイヤー矯正の場合、硬いものや粘着質のものは食べられない)

現在のマウスピース矯正による治療は、お口の状態を口腔内スキャナーで撮影し、コンピューター画像上で治療計画(3Dシュミレーション)を立てていきます。理想の歯並びにしていくために、少しずつ歯を動かしていきます。そのため人によってマウスピースの枚数は異なります。大体、1週間でマウスピースを交換していきます。
目立った歯科矯正をしたくない方や日常生活に影響が少ない治療法を探している方はマウスピース矯正が適しているといえるでしょう。
マウスピース矯正などの歯科矯正には痛みが起きることがあります。痛みが起きる原因もいくつかあります。その原因について解説いたします。
原因①:歯が動くため
マウスピース矯正などの歯科矯正は、歯に圧力をかけて歯を動かします。歯に圧力がかかることで歯を支える骨の一部が吸収され、歯の動きに合わせて再び骨が再形成されます。歯が吸収される時に痛みが発生します。
新しいマウスピースに交換して2~3日程は、歯に圧力がかかり、痛みが強く出ることがありますが、徐々に痛みは和らいでくることが多いです。
原因②:食べ物を噛む際に痛む
マウスピースに限らず矯正をしている間、歯に圧力がかかっているため痛みを感じやすくなっています。食事などで硬いものを噛むと上下の歯に強い力がかかって痛みを感じることがあります。
人によっては噛んでも痛みがないこともありますが、マウスピースに限らず矯正をしている期間は注意した方がいいでしょう。
原因③:口内炎や粘膜の傷
ワイヤー矯正の場合、矯正装置が口の中の粘膜を傷つけることで口内炎が起きることがあります。また、口の中の粘膜以外に舌や唇を傷つけて痛みの範囲が広がることもあります。マウスピース矯正はワイヤーや金属をせず、歯の全体を覆うのでワイヤー矯正に比べると口内炎のリスクは低いです。

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