神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
小さなお子さんが歯磨きが嫌いで困っている、というお話をよくお聞きします。今回はそんな歯磨き嫌いのお子さんのタイプ別に、いろんなアプローチ方法をご紹介したいと思います。
それでは順番にいってみましょう!
① 歯ブラシを見ただけで逃げる歯みがき恐怖症タイプ
歯みがきは怖いものではない事を教え、歯みがきテクの腕を上げましょう。歯みがきをテーマにした楽しくてかわいいしつけ絵本やビデオなどを見せるのもよいでしょう。その後、歯ブラシを持たせて絵本の登場人物や人形の歯を磨かせます。
➁泣いて磨かせてくれない号泣タイプ
これは、とにかく手短にすませること。「あ、アンパンマン!」など子供が思わずハッとするようなことを言って一瞬泣き止んだ隙に、数秒で良いのでササッと磨いてしまいます。そして、 終わったら少し大袈裟なくらいに褒めちぎってあげてください。
➂歯磨き粉の味を嫌がるこだわりタイプ
歯科専用のものには味や感触がマイルドなものも多くありますので歯磨き粉を別のタイプのものに変えてみましょう。難しい場合はお水をつけて磨くだけでも大丈夫です。 口がゆすげない場合は研磨剤の入っていないフォーム状やジェルタイプのものがおすすめです。
④首を振って嫌がるイヤイヤタイプ
普段から抱っこや髪をとかすなど触れられることに慣らし、でんぐり返しなど転がる遊びで姿勢の変化に対する恐怖を取り除きます。磨くときは子供の頭を両手ではさみます。落ち着くまではなるべく手早く済ませるようにして下さい。
➄歯ブラシを噛むカミカミタイプ
歯ブラシを噛んでしまったら、口をこじあけて歯ブラシを取り出したり、叱りつけたりせず、子供が口を開けるまで待ちましょう。(その間、いつでも磨けるように構えていてください)そして口を開けた隙にササッと磨き、「もう終わっちゃった!さすが!」とオーバーに褒めてあげましょう。
⑥全身で抵抗して嫌がる大暴れタイプ
まずは磨き方に問題がないかチェックしてください。時には1週間ほど歯磨きから離れ、毎日歯磨き絵本を読み聞かせたり、人形で歯磨きごっこをするなどしてお子さんの心をリセットしてあげましょう。それでもダメなら普段の歯磨きは諦め、歯磨きのかわりにフッ素スプレーを使ったり、食後のキシリトールタブレットなどで乗り切り「週末磨き」をして様子を見て下さい。
いかがだったでしょうか?お子さんの歯磨きに苦戦されている方の参考になれば幸いです!