神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
出かけるとき、人と会うとき、マスクをするのが当たり前の時代になりました。
マスクは飛沫を防いでくれるありがたい存在ですが、一方で多くの人が気づいていないマイナス面もあります。
マスクをしていると、口を動かしておしゃべりする機会が減りますよね。飲み物を飲むのがおっくうにもなります。その結果、口腔内のうるおいが減ってしまうのです。
そんな今の時期だからこそ、改めて見直していただきたいのが「唾液」についてです。
唾液にはたくさんの働きがあります。食べかすや細菌を洗い流す自浄作用。口腔内を中性に近い状態に戻す緩衝能。食べ物の消化を助ける消化作用。細菌やウィルスから身体を守る抗菌抗ウィルス作用など。
しかし残念ながら唾液はいつも口の中にたっぷりあるというわけではありません。
ストレスや口呼吸、薬の副作用、加齢などで減ることがわかっています。
では、どうやって唾液を増やしたらいいでしょうか?
唾液腺マッサージやツボ押しなど、アプローチ方法はたくさんありますが、今回は誰でも出来る方法をご紹介したいと思います。
それはズバリ、「噛む」ことです。
この「噛む」という行為にちょっとした工夫を加えると、唾液の分泌量は増加するのです。
①薄味で調理する
薄い味で調理すると、脳が味を確かめようとして噛む回数が増えます。
②加熱時間を工夫する
噛む回数を考えて、野菜やお肉など素材に合わせて加熱時間を工夫するのもひとつの手です。
③食材を大き目に切る
大きいものを食べると飲み込めるサイズになるまで噛むので、必然的に咀嚼回数がアップします。
④噛み応えのある食材を選ぶ
硬い食材はもちろん、繊維質の多い野菜や弾力のあるコンニャクや油揚げなども、咀嚼回数を増やすことにつながります。
⑤ガムを噛む
ガムは味が薄くなってもずっと噛んでいられるので、自然と噛む回数が増え、長時間唾液を出し続けることができます。マスクをしながら噛める点でも今の時期におすすめです。キシリトール100%入りのものなら、むし歯予防にも効果的です。
いかがだったでしょうか?いくつか紹介しましたが、ぜひできそうなものから取り組んでみてください。お口の健康のことで、何か気になられた方は、ロコクリまでお気軽にお問合せくださいね!