神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
患者さんからたまに受ける質問です。「今度MRIを撮影するが、私の歯の詰め物って大丈夫ですか?」
この答えは簡単です。
みなさん、入れ歯を使っているか?をまずご確認ください。
入れ歯を使っていない場合は、全く問題ありません。
問題は入れ歯を使っている場合ですね。
大事なのは、入れ歯に金属部分があるか?をご確認ください。そしてこれは、必ず表面と裏面の両方をご確認ください。
①金属がある場合は必ずMRI撮影前に入れ歯を外してください。
ちなみに、放射線技師さんからも必ず確認されるはずです。
②金属がない場合は全く心配ありません。
それでも気になるなら入れ歯を事前に外しておけば良いでしょう。
そもそも歯に銀歯や金歯など、お口の中に金属を入れている日本人はとても多いですが、実際は普通にMRI撮影しています。
ではなぜMRI撮影の前に入れ歯を外して!となるのでしょうか?
それはアーチファクトが問題となるからです。
磁性のある金属が入れ歯には使われていることが多いです。
特にコバルトクロム。そしてマグネット(=磁石)。
しかし、最近のMRIはアーチファクトを除去する機能が向上しているので、そこまで問題にはならなくなってきていると聞きます。
もし医師の方が口腔内の金属を外してきなさい!と指示されるのなら、必ず紹介状(情報提供書)を歯科に持って行くよう言われるでしょう。
というわけで、MRIを撮影するからと言って、歯に詰めたり被せてある金属を外すのは馬鹿げています。
単純に入れ歯だけ注意すれば良いのです。
もちろんオールセラミックスのかぶせ物やセラミックの詰め物はアーチファクトの問題はゼロです。
また、ゴールド、白金加金などいわゆる貴金属も磁性はありませんし、いわゆる銀歯(=12%金銀パラジウム合金)も問題なくMRI撮影できます。
MRIに関しては問題はありませんが、お口の中の詰め物の金属で金属アレルギーの症状が出てしまう方はいらっしゃいます。そのような場合に、金属をセラミックに入れ替える治療をされる方もいらっしゃいます。もし何かお口の中のことで気になられることがあれば、まずはロコクリにお気軽にご相談いただければと思います!ご予約をLINEのやり取りでお取りすることもできますので、ぜひご活用くださいね。