神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
今日はお口の中にいる虫歯菌についてお話したいと思います。
みなさんは歯垢の中のミュータンス菌(むし歯菌)についてご存知ですか?
早速ですがここでクイズです!
歯垢1gと人のウンチ1gではどちらの方がミュータンス菌が多いでしょうか?
①歯垢
②人のウンチ
③同じくらい
正解はなんと①の歯垢なんです!
ではどのくらいミュータンス菌がいるのかというと、なんと1,000億匹なんです!
人のウンチは消化されない食物繊維を含んでいるということもあり、歯垢のほうが約3倍多いのです!
では、どうして歯垢の中にはこれだけたくさんのミュータンス菌がいるのでしょうか?
ミュータンス菌の特徴として、砂糖(ショ糖)を栄養源にネバネバ物質あるグルカンを作り出すことが挙げられます。このグルカンがあるため、歯垢の中で多量の細菌同士がくっつき合うのです。
ところで、スポーツドリンクや炭酸飲料を飲むと、その瞬間に歯の表面は酸により溶かされています。通常は、唾液の中のカルシウムがすぐに沈着することで歯の表面が修復されるので、簡単にはむし歯になりません。
しかし、歯垢があるとこの修復作用が働きません…。
歯垢の中のグルカンは歯にくっつくので、歯垢の下に位置する歯の表面では、多量のミュータンス菌の酸によって持続的に歯が溶かされ虫歯になります。
試しに舌で歯の裏側を舐めてみてください。みなさんはどんな感じがしますか?
「ツルツル」の人はそこに汚れがついていませんが、「ヌルヌル」や「ザラザラ」の人は、自分のウンチ以上のバイキンを舐めたことになるのです!ぞっとしてしまいますよね。。。
「ヌルヌル」「ザラザラ」にならない上手な歯磨きのコツや他にわからないことがあれば、ロコクリのスタッフにお気軽にお尋ねくださいね。
暑い夏、いたーい虫歯にならないよう、これからもしっかりと歯磨きやメンテナンスをしていきましょう!