神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
コロナもまだまだ気を付けなければいけませんが、これからはインフルエンザ流行の季節もきますね。
コロナウイルス、インフルエンザの予防法といえば
①手洗いうがい
②十分な睡眠
③人込みでのマスク着用
などですが、口腔内を清潔に保つことがウイルスの予防に繋がることがわかってきています。
例えば、インフルエンザウイルスは、鼻から喉(のど)にかけての粘膜の細胞にくっついて侵入します。
ただし、粘膜はタンパク質で覆われているため、インフルエンザウイルスはなかなかくっつくことはできません。
ところが口の中の細菌は、インフルエンザウイルスが細胞にくっつき、侵入するのを手助けするのです。
「プロテアーゼ」「ノイラミニダーゼ」という酵素をつくりだし粘膜を覆っているタンパク質を破壊してしまうのです。
また細菌が出す毒素(内毒素)は、粘膜に炎症をおこし感染をさらに拡大させてしまいます。
細菌が繁殖した口の中は、インフルエンザウイルスにとって格好の環境なのです。
インフルエンザウイルスは細胞内に入り込み、ほかの細胞に感染を広げる際、ウイルスの表面にある「ノイラミニダーゼ(NA)」という酵素を使って自身を細胞表面から切り離します。
タミフルやリレンザなどのインフルエンザ治療薬は、この(NA)の働きを妨げることで感染拡大を防ぐ薬です。
しかし研究により口の中の2種類の細菌が、(NA)を作り出しウイルス増殖の手助けすることがわかりました。
口腔内の細菌が多いと、インフルエンザ薬が効かない可能性があるのです。
そこで、PMTCで口の中の細菌を減らしましょう!
お口の中の細菌の数は個人差がありますが、およそ1,000億~1兆個といわれています。
細菌数は個人差が大きく、歯垢や歯石が多く汚れの目立つ人の口腔内には、綺麗な人の10 倍ぐらいの細菌がいます。
「PMTC」とは、Professional Mechanical Tooth Cleaning(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)の略です。
歯科医院では歯科衛生士が、様々な器具や機械を使って歯と歯の間・歯と歯肉の境目などの汚れや歯垢(プラーク)、歯石を徹底的に除去します。
定期的にPMTCを受けることで、お口の中の細菌を減らすことができます。たばこやコーヒー、紅茶などによる歯の頑固な着色や汚れも時間をかけて徹底的に落とすことができます。
虫歯や歯周病を予防するためには、3か月に一度の受診をお勧めしています。
今年はコロナだけではなく、インフルエンザ予防の一環としても、ロコクリで「PMTC」を受けてみてはいかがでしょうか?