神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
虫歯治療をした後、すぐに食事をとって良いのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どのような治療の場合にどれくらい時間をあける必要があるのか、またどうしても食べたい場合はどうすれば良いのか、虫歯治療後の食事についてお話したいと思います。
虫歯の治療後の食事には注意が必要です。
虫歯治療をする際ほとんどの場合、麻酔を打ってから治療をしますが、麻酔をしている場合には、思わぬ怪我をしてしまう可能性があるため、効果が続いている間は食事をするのはできるだけ避けてください。
また、治療で被せもの・銀歯を装着した場合も、詰め物が取れてしまう可能性がありますので、治療後すぐの食事を差し控えてください。
具体的な理由は下記のとおりです。
① 唇をあやまって噛んでしまう
麻酔が利いている状態では、感覚が無く、麻酔周辺の筋肉が思うように動かせなくなるので、唇や頬の内側をうっかりと噛んでしまい、傷を作ってしまっても気づかないことがあります。
② 火傷をしても気づかない
麻酔が利いている間は、熱さや冷たさに対しての感覚もなくなっているため、熱いものによる火傷をする危険があります。
③ 口から飲食物がこぼれてしまう
口が思うように動かないため、口の端から飲食物がこぼれてしまう可能性があります。
④ 詰め物をしている箇所が染みる事がある
虫歯治療をして銀歯を被せたばかりの時は、神経が過敏になっているため冷たいものが伝わりやすくなります。
⑤詰め物が取れてしまう
虫歯治療の場合、被せものや銀歯を装着したらそれが固まるまでに30分程度かかります。固まる前に食事をとってしまうと、被せものや銀歯が取れてしまう可能性があります。
麻酔の使用は、症状の痛み(虫歯の深さ)や、患者様が痛みを我慢できるかなどによって判断します。麻酔の持続時間や薬の効果には個人差がありますが、平均で大人は約1~3時間、子どもは麻酔の量も少なくなるので約1~2時間程度です。
そのため、麻酔を使用した治療後の食事は、虫歯治療の場合は2~3時間、親知らずなどの抜歯をした場合には3~6時間を目安にして頂くことをおすすめしています。お口の中のしびれがなくなり、感覚が戻った後に食事をするようにしてください。
また、麻酔をせずに詰め物や被せ物をした場合は、接着に使用するセメントが固まるまでの30分程度は食事を控えるようにしてください。
麻酔がまだ利いている状態でも、お腹が空いてしまってどうしても食事をとりたいということがあるかもしれません。 その場合は、治療した歯の反対側で噛むようにしてください。
固くなく、粘着性の少なく、柔らかくて食べやすいものを選ぶようにし、一気に口に入れるのではなく、少しずつ食べるようにしてください。
歯医者さんに行く前にあらかじめ食事をしていき、食事時間を調整することも、治療直後に食事をすることを避けることができます。注意事項を守っていただくことで、再治療を防ぎ、今後の食事もさらに楽しめるようになります。
何か気になる点がありましたら、ロコクリにお気軽にお問い合わせくださいね。