うがい薬の使い方??

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
お口を清潔に保つために使う洗口液は、現在様々なものが販売されています。歯周病予防に使ってみたいけど、たくさんあってどれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いと思います。そこで、洗口液を歯周病の治療と予防の観点から、選び方や使い方をお話したいと思います。
まず、液体タイプのオーラルケア製品を選ぶ時には、まずはそれが「洗口液」であるか、それとも「液体歯磨き」であるかにご注意ください。洗口液は、基本的には歯磨きをしてから使い、液体歯磨きは、使ってから歯磨きをする、というように、使う順番が全く逆になります。洗口液か液体歯磨きかは、成分表示の近くなどに記載されていることが多いため、そちらをご確認ください。
それでは、洗口液についてみていきます。よく、洗口液を使えば歯磨きをしなくてもきれいになるんじゃないか、と思われている方がいらっしゃいますが、歯周病の原因となる「バイオフィルム」という細菌の塊は、膜状になっているため洗口液などの殺菌成分が深いところまで届きづらいです。そのため、洗口液を使う際には、バイオフィルムを物理的に壊さなくてはなりません。そのためには歯みがきが必要になってきます。洗口液の使い方の基本は、歯みがきをして洗口液の成分が作用しやすい状況を作る、ということを覚えておいてください。もし、なかなか忙しくて歯みがきが出来ない状況の際に洗口液を使う場合であれば、バイオフィルムの中にある程度浸透していく働きがある、ポピドンヨードやエッセンシャルオイルといった成分が入ったものがおすすめです。

また、洗口液には殺菌成分の他にも、歯ぐきの炎症を抑えたり、バイオフィルムの形成を抑制したりする成分が入っているものがあります。洗口液をお選びになる際には、歯ぐきの腫れを抑えたい、口臭対策がしたい、など、ご自身が何のために洗口液を使うのかをはっきり意識しておくと、ピッタリのものが選びやすくなります。歯周病よりも虫歯が気になる方は、フッ素入りの洗口液の方が適している場合もあります。なお、洗口液が効果を発揮するには、使用方法に記載されている時間だけ、すすがなくてはいけません。ラベルには、「口に含み、20〜30秒ほどよくすすいでから吐き出してください」などと書かれています。この20〜30秒という時間は意外に長く、実際にはかなり短い時間しかすすいでいない方もいらっしゃるので、注意してください。
ただし、洗口液はあくまで補助的に使用するものなので、これだけしていたらいいわけではなく、まず第一に歯みがきでしっかりバイオフィルムを落とすことが重要です。そして、ご自分の歯みがきだけではバイオフィルムが落としきれない場所もあります。是非歯科医院にメンテナンスで通って、定期的にプロの手でフォローしてもらうことをおすすめします。
何か気になることがあればロコクリまでお気軽にご連絡くださいね!!

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