神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
よく虫歯のイラストなどにあるように、歯に大きな穴がぽっこりあいていたり、 黒くなっている部分があれば、誰でも虫歯だと認識できますよね。でも、 虫歯のすべてが、このようにわかりやすく見つけやすいものばかりではありません。
虫歯ができやすい場所ってどこかわかりますか?口の中の歯の位置による虫歯のできやすさとは別に、1本の歯において、 特に虫歯ができやすい部分が3 ヶ所ありますが、どこだかわかりますか? 1つめは咬む面。虫歯のイラストでおなじみの、奥歯の上面の溝がある部分で、噛む時にあたる面です。2つめは歯と歯ぐきの境目。3つめは、歯と歯の間で、隣り合わせの歯がくっついている所です。
① 根面カリエス
歯と歯ぐきの境目にできる虫歯を「根面カリエス」と言います。根面カリエスは、若い人よりも年齢の高い人にできやすい傾向があります。これは老化にともなって、歯ぐきが下がって歯の根(歯根)が露出することが多いからです。もともと露出している歯の部分は丈夫な組織(エナメル質) に覆われていますが、通常歯ぐきの下に隠れている歯根は、エナメル質には覆われていない象牙質でできています。象牙質は柔らかく、酸に対する抵抗力が弱いうえに、歯根付近は歯垢がたまりやすいので、この部分は虫 歯になりやすいのです。また、強い力でゴシゴシと歯磨きをする癖がある方は、歯肉を傷つけたり、、根面カリエスを悪化させることになるので気を つけましょう。
② 隣接面カリエス
歯と歯の間にできる虫歯を「隣接面カリエス」と言います。虫歯ができやすい3ヶ所のうち、この隣接面カリエスが一番気づきにくい虫歯です。外から見えないので、初期のうちに発見するのが難しいのです。見つけにくいうえに汚れが溜まりやすく、それをきれいに除去するのも困難なので、 20歳を超える頃には、ほとんどの隣接面にカリエスが存在するとも言わ れています。しかし、普段からデンタルフロスを使ったお手入れをしてい ると、隣接面カリエスの発生に気づくことがあります。フロスの繊維がカリエスの表面をこすってほつれることがあるからです。もちろんフロスの使用は早期発見だけが目的ではなく、そのお手入れが虫歯を未然に防ぐことになるのです。
虫歯の予防は、やはり毎日の丁寧なブラッシングやデンタルフロスを使ったセルフケアからですね。でも、定期的に歯科検診を受けて虫歯の有無をチェックしたり、歯の汚れを落としてもらうというプロ手によるケアも大切です。 何か気になられた方はロコクリまでお気軽にお問合せくださいね!