タイトル:キシリトールのすごいお話 ②
神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
さて、前回はキシリトールの “スゴイ!!”がつまっているお話をさせていただきました(^^)
今回はそんなキシリトールをどんな時にどう選べばいいか、引き続きご紹介したいと思います。
キシリトールはどんなときに役立つのでしょうか。
まず、お子様の永久歯が生えてくるときなんです!
永久歯が生える1~2年前からキシリトールをとると、その永久歯のむし歯になるリスクは93%減少することがわかっています。
そして矯正中の時。矯正中はお口の中が複雑になり、歯みがきも大変になりますね。キシリトールはプラークの歯への付着力も弱らせるので、歯みがきをラクにしてくれます。
また、歯ぐきが下がってきた時にも。歯の根もとはとてもむし歯になりやすい部分。キシリトールをとることで、むし歯ができる割合がとらない人より40%(1年あたり)減ります。
あとはダイエッをトしている時にも。キシリトールは砂糖とほぼ同じ甘さなのにカロリーはショ糖に比べて低いので、ダイエット中でも安心です。
キシリトール製品はどう選べばいいのでしょうか。
キシリトール製品を選ぶポイントは3つあります。
まず、最初がキシリトールの含有量が多いこと。『甘味料として○% キシリトール使用』などの表示がある場合、100%に近い数字であればあるほど安心です。
そして次に、ショ糖(砂糖)が含まれていないこと。ショ糖(砂糖)が含まれていると、キシリトールの効果が発揮されなくなります。キシリトール以外の甘味料が入っている場合はショ糖が入っていないものを選びましょう。
最後にクエン酸などの「酸」が入っていない製品を選ぶこと。また、柑橘類などの香料が多量に含まれる場合も、要注意です。
キシリトールの効率的なとり方は、毎日、食後や間食の後など回数を多くとると効果的です。
1日5g~10gが目安。甘味料としてキシリトール100%入りのガムなら、例えば食後に、1日3回3粒ずつがおすすめです。
ただし、注意点が!!
人にはぜひとって欲しいキシリトールですが、ペットのワンちゃんには与えないように気を付けてくださいね!犬がキシリトールをとると、過度の「インスリン分泌促進作用」がおこります。重い肝障害や低血糖症状を起こす可能性があるため、ワンちゃんには絶対に与えないでくださいね。
キシリトールは、おいしくて簡単にむし歯予防をグンと前進させるスゴイ味方です。
StayHomeのおうち時間に家族で美味しいものを食べて、そのあとはキシリトール♪の習慣もぜひ取り入れてみてくださいね(^^)