神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
さて今回は『 子どもの歯を守る 』お話です。
子どもの歯を守るにはどんなことをすればいいのでしょうか。
●子どものむし歯 食べる量より○○に注意!?
お子さんの歯をしっかり守るため、3つのルールをお伝えします!
①ダラダラおやつを控える
むし歯菌は「糖分」を与えると酸を出し、歯を溶かします。この現象は「脱灰(だっかい)」と呼ばれ、この脱灰が進むとやがてはむし歯となります。実は、これを防いでくれているのが「だ液」です。だ液は溶けた歯にミネラルなどを補い、歯を再生してくれています。これを「再石灰化」といいます。この再石灰化には”時間がかかる”という難点があります。
つまり、食事後にだ液で再石灰化をしようとしているところにアイスなどの糖分を摂取する…ということを繰り返していると、脱灰ばかりが続き、むし歯になってしまいます。
食べる量よりも、間食が多い方がむし歯になりやすいのです!
毎食後きちんと歯を磨いて”ダラダラおやつ”を控えることがまず必要なルールです。
だ液が「再石灰化」するための時間を与えてください!
②キシリトールガムでだ液を出す
だ液は歯の修復をしてくれるとても大切なものです。そこで、ガムを噛んでだ液を出せば、それだけ歯の修復力が高まり、さらに口内の細菌を洗い流してくれたりもします。しかし、普通のガムでは糖分が入っているので逆効果です。おすすめはキシリトールガム。キシリトールには甘みはありますが、当分は含まれていません。それどころか、なんとむし歯菌を弱らせる効果も持っています!だ液の効果と合わせて一石二鳥ですね!
ただし、キシリトールガムでも、中には糖分を含むものもあるので注意が必要です。歯科専用のキシリトールガムは、キシリトール100%なのでお勧めです!
③歯科医院に行く
最後のルールは定期的に歯科医院に来ていただくことです。むし歯は痛みだす前に発見できれば、軽い処置で済みます。反対に、痛みが出てからでは神経をとるなど治療も大変になり、さらには歯の寿命も短くなってしまいます。もちろん、フッ素を歯に塗るなども予防処置も行います。
いかがでしたでしょうか?
甘いもの=むし歯の感覚はお持ちだと思いますが、だらだら食べ続けることも良くないということですね。おやつは時間を決めて食べるようにしましょう!歯医者に行くなら治療ではなく予防で通いましょう!早期発見・早期治療、正しい歯磨きや効果の高い歯磨きグッズ… 歯医者に来ることでご自身の歯を長く保つことが可能になります。お子様のためにぜひ、保護者の皆様は時間を作ってあげてくださいね!